フィリピンと中国は関係改善に動き出す
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フィリピンのアキノ大統領と中国の胡錦濤国家主席は、11月11日に中国の北京で開催された第22回APEC首脳会議の植樹祭が終了した後に、簡易な会談をおこなったことをフィリピン政府は11月13日に発表した。この会談では、南シナ海の領有権問題などで関係が悪化した両国関係を改善することに合意した。
フィリピン政府の発表によると、当初はこの会談は予定されていなかったが、APEC首脳会議の植樹祭が終了した後に簡易な会談を実施した。会談は約10分程度と短かったが、両者は以前の友好関係を取り戻すことに合意し、南シナ海の領有権問題に関しては、建設的な方法を考えることで合意した。
アキノ大統領と胡錦濤国家主席の会談は2011年以来行われておらず、領有権問題が発生してからは国内の世論などの影響もあり会談を設定出来ずにいたが、簡易ではあるが会談を実施出来た事により、今後の両国の関係は改善する方向に向かうとみられる。