日本の総務省はフィリピンと情報通信分野の協力協議

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日本の総務省は、「第4回総務省-フィリピン情報通信技術省ICT協力委員会(MDICC)」を6月19日にフィリピンのマニラで開催したことを発表した。

日本の総務省とフィリピン国情報通信技術省は、平成29年3月に両国大臣間で署名された覚書「総務省とフィリピン共和国情報通信技術省との間の情報通信技術分野の協力に関する覚書」に基づいて、協力活動などについて協議を進めていた。この覚書の枠組みに基づく第1回目の会合を平成29年6月に開催しており、その後も継続的に開催しており、今回は第4回目の会合が開催されることとなった。

今回の第4回目の会合に参加したのは、日本側からは国際戦略局次長とICT関係企業など、フィリピン側からは情報技術大臣と政府機関などとなる。総務省と情報通信技術省は、ブロードバンド網整備、地上デジタル放送への移行、サイバーセキュリティなど多岐にわたる分野の協力活動について、進捗状況を報告するとともに今後の協力について議論した。また、昨年1月に総務大臣からドゥテルテ大統領に対して提案した「日フィリピンICT総合協力パッケージ」に基づいて実施する国家ブロードバンド計画への協力に関して、今後の方針を共有した。日本のICT関係企業からは、情報通信技術省等に対してスマートシティなどに関連したICTソリューションを紹介しフィリピンでの導入や普及に向けた提案を実施した。