在留資格「特定技能」の人材受入で協力、日・フィリピン外相会談

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河野太郎外務大臣とフィリピンのテオドロ・ロクシン外務大臣は、日・フィリピン外相会談を開催した。

河野外相からは、ロクシン大臣の外務大臣として初めての訪日に歓迎の意を表し、現在の課題に関して率直に意見交換を行いたい旨を述べた。ロクシン大臣からは、良好な二国間関係をさらに強化するために引き続き協力していきたい旨が述べられた。

両大臣は、安全保障・経済・インフラなどの分野において、今後も引き続き二国間で協力していくことを確認するとともに、3月19日に警察庁・法務省・外務省・厚生労働省とフィリピン労働雇用省との間で在留資格「特定技能」を有する外国人材に関する制度の適正な実施のための基本的枠組みに関する協力覚書が署名されたことを歓迎し、労働者の保護に留意して適正な受入に向け協力していくことを確認した。また、北朝鮮情勢や南シナ海問題を含む地域をめぐる課題に関しても意見交換を実施した。また、河野外相は、東日本大震災後の日本産食品に対する輸入規制措置の早期撤廃・緩和について働きかけを実施した。