ダバオ市のフィリピン日本歴史博物館の改修を日本は支援
このページの所要時間: 約 0分54秒
在フィリピン日本大使館は、ダバオ市にあるフィリピン日本歴史博物館の改修を支援するため、約1,000万円の無償資金協力を実施する事を発表した。
フィリピン日本歴史博物館は、1900年代初頭からダバオ市に移住した日本人の歴史を記録するとともに、戦後薄れつつあったダバオと日本人の関わりと歴史を学ぶことができる博物館として、1994年にダバオ市カリナン地区にフィリピン日系人会によって開設された博物館である。日本政府は、この博物館の改修を支援する事を決定し、在ダバオ領事事務所長とフィリピン日系人会会長との間で草の根文化無償資金協力の贈与契約に署名が行われた。
今回の支援は、「フィリピン日本歴史博物館改良改修計画」として実施される。具体的に実施する内容は、開設から20年以上経過した博物館の改装を行うとともに、資料・展示物の保全、展示環境の改善、訪問者の理解促進のための情報端末の設置等を行うものである。この整備を通じて、日本とフィリピン二国間の歴史・文化に関する理解を促進することが目的である。