フィリピンのマヨン山が数週間以内に噴火する可能性が高まる
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フィリピン社会福祉開発省はマヨン山が噴火する可能性が高まったと判断し、マヨン山周辺のレガスピ市、アルバイ州などに警告レベル3を発令し、住民を避難させていることを9月16日に発表を行った。約1万世帯の家族が避難の準備を行っている。
フィリピン地震研究所が火山の状況を監視していたが、溶岩やガスなどが発生し溶岩ドームが崩れ落石が発生していることから噴火の可能性が高まったと判断し、9月15日に警告レベル3を発令した。アルバイ州は既にマヨン山周辺の6キロ半径内の危険地帯内に住んでいる家族に対して強制避難を命じている。
マヨン山はフィリピンのルソン島南部にあり、付近は国立公園に指定されている。マヨン山は頻繁に噴火しており、1814年には1,200人以上の死者を出した。近年でもたびたび噴火が発生しており、2013年の噴火の際には登山者などの5人の死者を出している。