フィリピンの火力発電所が完工、東電と丸紅が出資
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在フィリピン日本大使館は、東京電力と丸紅株式会社が出資する合弁会社等が増設したパグビラオ石炭火力発電所の3号機が完工した事に伴い、記念式典が開催された事を発表した。
東京電力と丸紅は、フィリピンで合弁会社「TeaM Energy Corporation」を設立し、地場大手発電事業者と共同事業で、パグビラオ発電所内の1号機・2号機に隣接して、新たに3号機の増設を進めていた。この増設は2014年12月から開始しており、新たに増設された火力発電3号機の発電容量は420MWとなり、総工費は約9億7600万ドルの事業であった。
開催された完工式には、在フィリピン日本大使館からは羽田大使が出席し、フィリピン政府側からはロドリゴ・ドゥテルテ大統領やアルフォンソ・クシエネルギー大臣等が出席した。TeaM社と地場大手発電事業者の代表が出席して、3号機の点火式が行われた。ドゥテルテ大統領は演説で「発電所の増設により、国内の家庭や産業分野に安価で安定的な電力供給が可能となり、またケソン州における雇用機会を提供されることとなる。」として増設された石炭火力発電所への期待を述べた。