南シナ海問題はフィリピンと海上開発を協力して解決、中国外務省
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中国外務省は、フィリピン政府との間で発生している南シナ海問題は、両国が協力して海上開発を実施したうえで平和的に解決していく方針であると発表した。
11日に中国外務省で実施された定例記者会見の際に、記者から「フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領との会談が4月10日に行われた際に、習近平国家主席は両国は南シナ海問題を適切に処理して、共同探査・開発協力に関する協議を行い、この海を友好の海にすべしと述べたと報じられています。フィリピン側も、中国側と協力して南シナ海の平和と安定を維持していくと述べました。南シナ海における二国間協力に関してのコメントを頂けますか?」との旨の質問が行われた。
この質問に対して外務省の報道官は「中国は、南シナ海における紛争を、当事国との直接の交渉と協議を通じて、平和的に解決することをコミットしています。中国側は、双方の認識している相違を棚上げして、共同開発を行うという原則を含めて、関係当事者との様々な分野での実践的協力を望んでいます。中国とフィリピンの二国間関係は、両国の努力のおかげで、健全で着実な発展と様々な分野での協力が進んでいます。また、昨日は両首脳は、南シナ海で協力して海上開発を進めるという戦略的決定をくだしました。中国側は、両国の利益のためにフィリピンと協力して、南シナ海での実践的協力を共同で行っていきます。」との旨の回答を実施した。