日本・フィリピン間の技能実習の協力覚書に署名
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日本の厚生労働省は、加藤厚生労働大臣とフィリピンのシルベストル・ベリヨ大臣が「日本国法務省・外務省・厚生労働省とフィリピン労働雇用省との間の技能実習に関する協力覚書(MOC)」に合意したため、21日に署名した事を発表した。
今回署名された覚書は、技能実習生の送出しや受入れに関する約束を定めており、技能実習制度を通じて日本からフィリピンへの技能等の移転を適正かつ円滑に実施し、国際協力を推進することを目的としているものである。
今後は、新たに締結した協力覚書(MOC)に基づき、日本側は「技能実習法の基準に基づき、監理団体の許可・技能実習計画の認定を行う」「監理団体・実習実施者に対して、許認可の取消や改善命令を行った場合は、その結果をフィリピン側に通知する」「フィリピン側が認定した送出機関及び認定を取り消した送出機関を日本で公表し、フィリピン側が認定した送出機関からの技能実習生のみを受け入れる」等を実施していく。
フィリピン側は、「本協力覚書の認定基準に基づき、送出機関の認定を適切に行う」「制度の趣旨を理解して技能実習を行おうとする者を選定すること」「帰国した者が技能等を活用できるよう就職先のあっせんその他の支援を行うこと」「保証金の徴収,違約金契約をしないこと」「技能実習生に対する人権侵害をしないこと」「日本側から不適切な送出機関についての通知を受けたときは、調査を行い適切に対処する。またその結果を日本側に通知する」「送出機関の認定を取り消したときは、日本側に通知する」等を実施していく。