終戦記念日にフィリピンで日本人戦没者慰霊が開催

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在フィリピン日本大使館は、日本とフィリピンの両国の戦没者を悼み両国の平和と友好を祈念するために、フィリピンのラグナ州にあるカリラヤ日本人戦没者慰霊園で「日本人戦没者慰霊」を8月15日の9時30分から10時の間に実施する事を発表した。

第2次世界大戦において激戦地だったフィリピンでは、米軍と日本軍による大規模な交戦が各地で行われたために、日本人とフィリピン人の両者に多数の戦没者がでている。そのため戦没者を悼む事等を目的として、「比島戦没者乃碑」が昭和48年に建立されていた。この「比島戦没者乃碑」の維持管理は、日本の厚生労働省が戦没者慰霊事業としてフィリピン電力公社に委託しており、慰霊碑の掃除や除草・周辺植栽の伐採・巡回等を実施して貰っている。

在フィリピン日本大使館では、8月15日の終戦記念日に「カリラヤ日本人戦没者慰霊祭」を毎年実施している。今年も例年通りに慰霊祭が開催される事となった。式では、日本とフィリピンの両国の国歌が斉唱されたのちに、黙祷が行われ、追悼の辞・献花・閉会の辞が行われる。なお、献花で使用される花は在フィリピン日本大使館にて用意される。