JICA理事長とスー・チー国家顧問が会談

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独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、北岡伸一理事長がミャンマーを訪問しミャンマー政府の実質的な最高責任者であるアウン・サン・スー・チー国家最高顧問等との会談を実施した事を発表した。

JICAの北岡理事長は、ミャンマー政府とODAに関する協議等を実施するために、2月26日から3月5日の日程でミャンマーに訪問した。この訪問中にスー・チー国家最高顧問等の政府要人との会談や、円借款貸付契約の調印に立ち会っていた。

北岡理事長は2月28日にスー・チー国家最高顧問との会談を実施した。会談で北岡理事長は、ミャンマー政府の経済発展への取り組みを評価する事を伝えるとともに、JICAは今後もミャンマーにおける産業振興等・地方開発・農業開発・人材育成・交通インフラ整備等の幅広い協力を実施していく旨が述べられた。スー・チー顧問からは、今までの日本政府からの支援に感謝の意が述べられた。また、青年海外協力隊のミャンマーへの派遣が開始された事に伴い、ミャンマーと日本の若い世代の交流が進む事になるであろうとの期待が述べられた。

また、北岡理事長は、日本政府とミャンマー政府が共同で開発しているティラワ経済特別区や、仏教遺跡のバガン等への訪問も実施した。