日本はミャンマーの医療・衛生環境向上を支援

このページの所要時間: 112

日本政府はミャンマーの医療・衛生環境の向上を支援するためにカレン州の地域補助保健センターの建設などを支援していたが、これらの建設が完了した事に伴い引き渡し式典を実施した事を発表した。

これらの支援は草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みにより、「カレン州パアン地区2ヶ村地域補助保健センター建設計画(2016年2月25日締結)」として約1,158万円、「カレン州パアン地区エインドゥー幼稚園建設計画(2016年3月17日締結)」として約1,041万円が供与されていたものである。

パアン地区の92の地域補助保健センターのうち30のセンターには適切な施設や医療機材が無く運営が困難な状況にあり、職員は民家で住民への医療サービスを行っている状況であった。そのため日本政府はミャンマーの医療・衛生環境の向上を支援するため、地域補助保健センター2棟と職員寮を整備する事を決定した。また合わせて幼稚園の建設を支援する事を決定していた。この整備が完了した事により、この地域の医療・衛生環境が飛躍的に改善される事となった。

開催された引き渡し式典にはカレン州政府社会福祉省大臣も参加し、日本政府と日本の人々に感謝の意を述べた。日本大使館の書記官からは、パアン地区の医療・衛生環境の向上に寄与することが出来て嬉しく感じるとともに、ミャンマーと日本の友好関係が発展することを願う旨が述べられた。