双日がミャンマーの高度化成肥料の輸入販売事業に参入

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日本の総合商社である双日株式会社は、タイ子会社を通じてミャンマーに高度化成肥料の輸入販売事業を行う子会社を設立し、この事業に参入する事を発表した。

双日のタイにおける肥料事業は、タイ子会社「タイ・セントラル・ケミカル・パブリック・カンパニー(Thai Central Chemical Public Company Limited)」を通じて実施しており、タイで高度化成肥料需要の約4割のトップシェアを占めていた。一方でタイの隣国であるミャンマーでは、人口の約7割が農業従事者であるにも関わらず、農業産業は発展途上国であり、良質な肥料が普及していない状況であった。そのため双日はミャンマーの肥料事業に参入する事を決定し、ミャンマー国内に「TCCCミャンマー(TCCC Myanmar Limited)」を資本金12.5百万米ドルで設立した。

今回のミャンマー法人設立に伴い、ヤンゴン近郊のティラワ経済特区内に肥料の袋詰め設備と倉庫を建設する。この現地法人が製造した高度化成肥料の輸入・販売を2018年より開始する。ミャンマー国内の取引先や最終需要者の需要に合わせて、現地に適した高度化成肥料を製造し、販売活動を強化していく方針である。

双日は、今後もタイ現地企業やTCCCミャンマーを通じてミャンマー農業の高度化と経済発展に貢献していく方針である事を表明している。