ミャンマーのスー・チー外相が訪中、日本よりも中国優先へ
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ミャンマー政府は、ミャンマーの実質的な最高責任者であるアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相が、中国に17日から20日の予定で訪問する事を発表した。
スー・チー国家顧問兼外相が中国に滞在している間に、習近平国家主席や李克強首相などの中国政府高官との会談を実施する予定。これらの会談では経済協力などについて話し合われる予定である。中国政府はミャンマー政府に対してインフラ整備・農業産業・工業産業の分野などに対する支援を実施する事を約束していたが、これらの支援に関する詳細の話し合いが行われる予定。中国政府がフィリピン政府・ベトナム政府と争っている南シナ海問題に関しても話し合いが行われる見込みだが、スー・チー外相がどの様な見解をみせるかは現時点では不明である。
スー・チー外相は隣国のラオスとタイに訪問しており、中国が三カ国目の訪問となる。日本政府も岸田外相などが日本への早期訪問を要請していたが、中国政府を優先した形となった。スー・チー外相は最初の外相会談の相手に中国を選んでいる事もあり、今後も親中の姿勢が続くとみられている。