スーチー氏への侮辱により名誉毀損で逮捕、表現の自由が無い民主化か
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ミャンマーの公務員がミャンマーのアウンサン・スーチー国家顧問兼外相に対してフェイスブックで侮辱したとして、名誉棄損の容疑で逮捕された事を現地メディアが報じた。
この公務員は外国人の妻を意味する侮辱的な表現を使用してアウンサン・スーチー氏を批判していた。スーチー氏の亡き夫は英国人であったために、旧軍事政権も同様の侮辱的な表現を使用してスーチー氏を批判していた。アウンサン・スーチー氏が率いる与党・国民民主連盟の地元支部が、この男性の侮辱的な表現を使用しているフェイスブックの投稿を発見したため、地元警察に訴えたところ逮捕される事となった。
今回の逮捕は、旧軍事政権が実施してきた名誉棄損という罪状を使用することにより批判を封じるという手段と何ら変わりがないものであると強く驚きの声が挙がっている。一部の有識者達からは、「民主化により表現の自由が基本的には確保されたはずと認識していたが、この認識は間違っていたようだ」との声も挙がっている。
国民民主連盟の本部は今回の逮捕に関して「今回の事件は正当な法律に従い手続きをしているものであり、何ら問題が無い。」との認識を示している。