JCBはミャンマー現地銀行と提携しデビットカード発行
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日本の大手クレジットカード会社である株式会社ジェーシービーは、海外業務を行う子会社の株式会社ジェーシービー・インターナショナルが、ミャンマー現地の大手金融機関の3行と、JCBカードの発行に関して合意したことを発表した。この合意により、今年の3月以降からミャンマーにおいてJCBデビットカードの発行を実施する。
ミャンマー国内では、経済成長が続いている事に伴い、ミャンマー中央銀行の指導の下で、カード決済のインフラ整備が進んでいた。JBCのメコン地域を中心としたアジアでのブランド会員基盤の強化をする方針と、ミャンマーの現地金融機関の国際ブランドとの提携を積極的に実施する方針が一致したために、今回の提携が実施することとなった。なお、デビットカードの仕組みでは、与信管理が必要とされておらず、銀行口座から直接代金が引き落とされる仕組みのため、与信管理の仕組みが十分に構築されていないミャンマーでも普及するとみられている。
JCBが今回提携する金融機関は、2010年に設立された大手民間商業銀行のエヤワディ銀行(Ayeyarwady Bank)、1992年に設立された民間商業銀行の協同組合銀行(Co-Operative Bank)、1994年に設立された大手財閥に属する国内最大手の民間商業銀行のカンボーザ銀行(Kanbawza Bank)の3社となる。
JCBは、今後もアジアを中心に現地の金融機関との提携を強化・拡大し、JCBカードの発行や加盟店網の拡大に努めていく方針であることを表明している。