日立はミャンマーに「日立ミャンマーラボラトリ」を設立

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株式会社日立製作所は、ミャンマーにおけるIT分野の次世代リーダーの育成を目的として、ヤンゴン情報技術大学(UIT)に「日立ミャンマーラボラトリ」を設立したことを発表した。

ミャンマーでは経済成長を続ける中で、様々な産業を支えるITインフラの整備と、それを実施する高度な技術力を備えたIT人材の育成が急務となっている。そのためミャンマー科学技術省では、将来の政府高官や民間企業のCIO候補となる高度なIT人材の育成を行う中核的研究拠点として「ヤンゴン情報技術大学」を位置づけ、教育活動の強化を図っていた。

日立グループでは、この大学から選抜された教員を日本に招聘し、企業や官公庁、大学などにおける研修プログラムを提供してきた。この取り組みを更に加速させるために、今回の「日立ミャンマーラボラトリ」の設立が実施されることとなった。今後は高度IT人材の育成に向けた教育講座を開講し、ITプラットフォームを寄贈する。具体的な活動としては、5年間にわたり、大学の教員・大学院修士課程の学生を対象として、2週間の講座を毎年4回提供するとともに、講座の運営に必要なITプラットフォームを寄贈する。

日立グループは、今後も人材育成の面においてもミャンマーの人々と共に課題の解決策を考え、創り上げていく「協創」の取り組みを進め、社会・経済の発展と成長に貢献していく方針であることを表明している。