国家をあげて観光業界の人員の質を向上させるミャンマー

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ミャンマーへの観光客は年々増加しており、ミャンマー観光庁の統計データによると2012年度では約105万人であったが、2013年度では204万人に増加している。
タイ・中国・韓国などからの観光客も多く、日本からの観光客は2012年度では4万8千人であったが、2013年度には6万8千人にまで増加している。(※空路からの入国者のみ)
ミャンマー政府ではこの貴重な外貨取得手段の観光業を更に増加させるべく、観光業に関わる人員の質をあげることに取り組み始めている。

取り組み対象として、ヤンゴンなどの観光客が多数訪問する大都市だけでなく、地方の州においても観光庁主導の各種トレーニングを定期的に実施することを決めた。
本取り組みの一環として、トレーニングコースのオープニングセレモニーが2014年5月19日にチン州のカンペトレト町のホテルで開催された。
初回のトレーニングでは56名の研修生を受け入れており、順次各都市において実施していく見込みである。

関係者への取材により今年度の観光者数も順調に増加している事が判明しており、他の国と比べて基本インフラがまだ未整備な国ではあるが、観光客の増加は止まりそうもない。