海上保安庁は海賊対策としてミャンマーおよびフィリピンへ航空機を派遣
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日本の海上保安庁は、東南アジアの領域で海賊行為などの緊急事態が発生した際に、日本政府が即時に対応出来るように飛行能力の維持・向上を図るために、2001年から海賊行為が発生する可能性が高い地域へ航空機などを派遣している。この活動の一環として、ミャンマーおよびフィリピンへ航空機および幹部を1月19から23日の日程で派遣することを、海上保安庁は1月14日に発表した。
ミャンマーへの派遣は今回が初めての派遣となることもあり、関係部門への表敬訪問のみならず、体験飛行なども実施する予定である。派遣する航空機は、第11管区海上保安本部那覇航空基地所属のファルコン900「ちゅらわし」(全長:20.3m、全高:7.6m、全幅:19.3m、速力:502ノット)となる。派遣者は、海上保安庁総務部参事官(警備・救難担当)および他15名(搭乗員含む)となる。
今回のスケジュールは、1月19日に日本の羽田からミャンマーのヤンゴンに到着し、20日にミャンマーの運輸省の海事局長への表敬訪問および意見交換を実施する。21日には体験飛行を実施し、ミャンマーの運輸省および内務省幹部へ表敬訪問を実施する。22日は、ミャンマーの内務省海上警察隊長官へ表敬訪問および意見交換を実施する。23日にミャンマーのネピドーからフィリピンのマニラに到着し、フィリピン沿岸警備隊長官への表敬訪問および意見交換を実施する。