情報通信研究機構がミャンマー語(ビルマ語)翻訳システムを開発
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独立行政法人の情報通信研究機構のユニバーサルコミュニケーション研究所は、ミャンマー語(ビルマ語)を対象にした日・英自動翻訳システムを世界で初めて開発したことを10月15日に発表した。開発したシステムは今月の10月18日、19日に港区で開催する「ミャンマー祭り2014」でデモンストレーションが実施される。
本サイトを運営している弊社の別部門ではビルマ語(ミャンマー語)の翻訳・通訳事業を手掛けている。そのため、翻訳を行っている担当者に確認したところ、ビルマ語を取り巻く現状は以下である事を確認した。
・翻訳家が通常使用する翻訳ソフトにはビルマ語が対応していない事もあり、現状では翻訳家が手動で翻訳している
・コンピュータ環境においてのビルマ語は、文字コードおよびフォントが明確に統一されていないため、翻訳家はある程度のコンピュータの知識が必要になっている
・ビルマ語は文字は複雑ではあるが文法は日本語に似ているために、集中的に勉強すれば容易に習得する事が可能な言語である
・そのため、ビルマ語を習得している日本人は少ないが、日本語を習得しているミャンマー人は多い現状である
ミャンマーでは海外と連絡を行う職種の人達は昔から英語が話せる事もあり、日本とビジネスを行う際にも、英語が使用出来る日本人と連絡を行う場合には、英語のみで完結出来る状態である。そのため、現状では当初期待されていたほどに日本におけるビルマ語の通訳・翻訳のニーズが無いという状況である。