ミャンマーの下水環境整備・渋滞緩和・洪水被害軽減を支援
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日本政府は、ミャンマーの最大都市ヤンゴンの下水環境整備計画と渋滞緩和・洪水被害軽減等に向けた都市開発計画を支援するために、総額で約699億円の融資を実施する予定である事を発表した。
ミャンマーの最大都市ヤンゴンの下水環境整備計画への融資は、円借款『ヤンゴン下水道整備計画』として供与限度額459億円により実施される。この支援では、ミャンマーの人口の約1割が集中するヤンゴンの中心商業地区で、下水処理場の改築・増設及び下水管の更新・新規敷設を実施して、地域住民の生活環境の向上を図るための資金を融資するものである。この融資が実施されることにより、2029年には下水処理能力が最大約7倍となり地域の汚水処理量は現在の120倍となる見込みである。
ミャンマーの最大都市ヤンゴンの渋滞緩和と洪水被害軽減等に向けた都市開発計画への融資は、円借款『ヤンゴン都市開発計画』として供与限度額240億8,500万円により実施される。この支援では、高い経済成長を続けるミャンマーの最大都市ヤンゴンにおける排水路改修・主要道路の渋滞要因対策・中心商業地区の街路を整備するための資金を融資するものである。この融資が実施されることにより、地域の主要排水路の内の約1/3を改修・整備し、主要道路の約半数において整備が実施される。