ミャンマーのダラ地区でのボッタクリ被害に注意喚起

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在ミャンマー日本大使館は、在留邦人と当地滞在中の人々に対して、ミャンマーのヤンゴン市ダラ地区で観光客へのボッタクリ被害が発生しているため、注意するように呼び掛けた。

大使館の発表によると、邦人旅行者と在留邦人の方から「ヤンゴン市内を散歩中、ダラ地区の観光を案内され、案内人から当初の金額よりも数倍の請求を受けた。払えないと断ると数人の男達に囲まれ支払いを強要された。手持ちのお金がないと断ると、宿泊していたホテルやATMまで付いてきて支払わされた。」「サイカーに事前に値段交渉して乗車したが約束した時間や金額を守らなかった。」「サイカーで観光中に米を購入し身寄りのない子供たちに寄付するように強要され、2時間の観光を終えた際には3時間分の料金を請求された」等の報告が大使館にも寄せられている。

この様なトラブルに合わないためには、事前の対応策として「単独若しくは女性・子供だけでの観光は避けて信頼出来る観光ガイドを同行させる」「フェリー内等において日本語で声を掛けられても気安く応じない」「サイカー等の料金交渉時は運転手とともに必ず乗車開始時間を確認してメモに控える等する」「万が一、料金トラブルに巻き込まれても大声を出したりすることなく冷静に対応する」等を行うように呼び掛けている。

日本政府では、ミャンマーのヤンゴン中心部とヤンゴン河を挟んだダラ地区を結ぶフェリー航路の整備を支援するため、無償資金協力「ヤンゴン市フェリー整備計画」として11.68億円の支援を実施していた。この支援で新規のフェリー3隻の整備を支援した事により、安定した運航が出来るようになった。そのため日本人は、ダラ地区にわたるためのフェリーは無料で利用出来る状況となっており、この状況を悪用したボッタクリ被害が発生している状況である。