河野外相がミャンマーでスーチー氏、ミン大統領等と会談

このページの所要時間: 139

河野外務大臣はミャンマーに訪問し、ウィン・ミン大統領、アウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外務大臣、チョウ・ティン国際協力大臣、ミン・アウン・フライン国軍司令官、チョウ・ティン・スエ国家最高顧問府大臣との会談などを実施した。

ウィン・ミン大統領への表敬では、大統領から河野外相の訪問を歓迎する旨が述べられるとともに、日本とミャンマーの二国間関係は友好かつ親密であり、国民間の友好協力関係も発展してきているとの旨が述べられた。河野外相からは、ミャンマー南部で水害により影響を受けた国民に対してお見舞いを述べるとともに、日本政府はミャンマー政府からの要請を受けて、水タンクとテントを供与することを決定した事を伝えた。また、河野外相からは、日本はミャンマーの民主的国造りを支えるためにヤンゴン都市開発・道路整備・電力の分野でミャンマーの人々が生活の向上を実感できるよう支援を進めていることも伝えた。

チョウ・ティン国際協力大臣が主催した昼食会に河野外相も参加し、チョウ・ティン国際協力大臣、ソー・ウィン計画財務大臣、ウィン・ミャッ・エー社会福祉救済復興大臣との間でラカイン州情勢等に関して意見交換を実施した。

ミン・アウン・フライン国軍司令官との会談では、河野外相から日本はミャンマーの民主的国造りを最大限支援しており、ラカイン州の平和と安定は重要であるために、日本政府はこの州の状況改善のためのミャンマー政府の取組を最大限支援していきたいとの旨を述べた。国軍司令官からは、ミャンマーの国造りは民意に沿そってしっかり進めていき、ラカイン州の問題に関する日本の支援に感謝する旨が述べられた。

チョウ・ティン・スエ国家最高顧問府大臣との会談では、河野外相からはラカイン州情勢に関してアウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相に伝達した点を共有した上で、独立調査団や避難民帰還のための再定住環境の整備の協力等に関して意見交換を実施した。