ソロモン諸島とミャンマーで収容した遺骨が厚生省に引渡

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戦没者遺骨収集団が3月7日から21日にかけてビスマーク・ソロモン諸島とミャンマーで収容した御遺骨が厚生労働省に引き渡される事に伴い、22日に「ビスマーク・ソロモン諸島及びミャンマー戦没者遺骨引渡式」が千鳥ヶ淵戦没者墓苑で実施される。

日本政府では、南方地域における戦没者の遺骨収集を昭和27年度から開始しており、その後に平成3年度から旧ソ連地域での抑留中死亡者、平成6年度からはモンゴル地域での抑留中死亡者についても遺骨収集を開始している。今までに陸海軍部隊と一般邦人の引揚者が持ち帰ったものを含めると、海外戦没者約240万人のうち約127万柱の御遺骨を本邦に迎えている。また、遺骨収集を迅速かつ円滑に実施するために「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」を平成28年3月に成立されていた。今回のビスマーク・ソロモン諸島とミャンマーで実施された遺骨収集活動は、この法律に基づく活動として実施されたものである。

22日に開催される遺骨引渡式は、「開式」「遺骨収集団入場」「遺骨引渡し」「遺骨仮安置」「黙とう」「献花」「遺骨捧持」「閉式」の順で進められる。また、献花時の奏楽は航空自衛隊航空中央音楽隊が実施する予定である。