ミャンマーでエボラ出血熱に感染したと報じられた患者は、マラリア感染症である疑いが強まる
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中国の新華社通信は、ミャンマーでエボラ出血熱に感染した患者が発生したと報じており、他メディアも本記事を元とした同内容の記事を報じていたが、ミャンマーの地元紙のNew Light of Myanmar(8/22付)が、エボラ出血熱の患者はマラリアの感染症であるという、この記事を否定する記事を発表している。
この地元紙によると厚生省からの発表では、エボラ出血熱に感染した疑いのある患者を、ミャンマーの国立厚生研究所にて検査をしたところ、マラリアの原虫が確認されたため、エボラ出血熱では無かったと報道している。更に、WHOの検査ガイドラインに従い、この疑いのある患者の血液をインドの検査機関へ輸送しており、現在確認のための検査中であるとも報じている。
ミャンマーの国立厚生研究所および厚生省では、外部への本件に関する明確な発表を行っておらず、本件の結論が明確となっていない。そのため、弊社が独自に国立厚生研究所および厚生省に、本件に関する質問を行ったが回答は得られなかったため、最終的な結論が出るまでには、もう少し時間がかかりそうだ。