マレーシアのICT産業の賃金は7.2%の増加

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マレーシアの経済は好調で、今年度の成長率は5%の見込みである。
好調な経済成長は国民にも還元されており、マレーシアの情報通信技術(ICT)業界を代表する団体のマレーシアコンピューター産業協会(PIKOM)の7月4日の発表によると、マレーシアのICT産業に従事する従業員の賃金は前年比で2013年に7.2%、2014年に8.7%に増加する見込みである。

マレーシアではIT産業全体の売上も増加しており、2012年との比較では51%の増加となった。
クアラルンプールとサイバージャヤなどの主要都市でのICTの専門家の一般的な給与額は、マレーシアの小都市や町で働いている人より1.75倍高い給与でもある。
現在の求人状況としては、JavaやC++、C#などの開発者が求められており、同時にITセキュリティやビッグデータ分析などのスキルも求められている。
世界中の70の主要都市と比較した場合、 クアラルンプールの給与は第53位となっている。

経済が好調でも国民の賃金に反映されない場合もあるが、マレーシアのICT産業に関しては賃金に反映されている事からも、今後もICT産業は順調に成長していきそうだ。