住友商事九州がハラール食品の認証と輸出サポートを開始

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日本の総合商社である住友商事株式会社は、住友商事九州株式会社と日本ハラールスタンダード合同会社が協力し、一般社団法人JHUAが認証した日本国内のハラール食品の輸出に関して、住友商事九州が輸出窓口を担う覚書を締結した事を発表した。

日本政府は、高品質な日本産の農産業の輸出を強化していく方針を掲げている。この有力な輸出先のひとつであるマレーシアではイスラム教徒が多数を占めている。このイスラム教徒は、イスラム法に基づきハラール性が認められた食品のみを口にするように定められている。そのため、マレーシアのイスラム教徒向けに輸出する食品に関しては、ハラール認証を得る必要があった。

このマレーシアでは、世界で初めて政府機関がハラール認証を実施している国である。日本の一般社団法人JHUAでは、このマレーシアの認証機関からマレーシア基準に準拠した審査を経てハラール認証団体としての公認を受けたため、日本国内でもJHUAの認証を取得した食品はマレーシアへハラール食品として輸出する事が可能となった。住友商事九州は、このJHUAと協力し、JHUA認証製品の輸出業務や現地販売のサポートを実施していく。