シンガポール・マレーシア高速鉄道計画が始動、コンサル企業募集
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シンガポール陸運庁とマレーシア財務省傘下のMyHSR Corpは、シンガポール・マレーシア高速鉄道計画において、計画全体のコンサルティングを行う企業の入札を開始した事を発表した。
今回募集しているコンサルティング企業は、シンガポール・マレーシア高速鉄道計画を行うにあたり、鉄道建設プロジェクトで必要となる技術・安全・調達などの幅広い分野におけるアドバイスとサポートを実施し、プロジェクト管理面からも支援する事が要求されている。また、実際の鉄道建設の際の事業者選定を行う要求仕様なども作成する予定。
コンサルティング業務と実際の建設工事などは別業務であり、一般的には同一企業が行う事は好ましいとされていないことからも、日本のJR東日本などからなる日本企業連合はコンサルティング業務に応札しないとみられている。
シンガポール・マレーシア高速鉄道計画には、日本のみならず、中国・韓国やヨーロッパ勢も受注を狙っている。中国・韓国の両政府は、既に政府高官がマレーシアに訪問し高速鉄道計画への支援を実施する事を宣言している。特に中国企業は、高速鉄道建設以外の分野においても支援する事を宣言しており、攻勢を強めている。