日本とマレーシアはスポーツ分野の交流強化で合意

このページの所要時間: 12

日本の外務省は、黄川田外務大臣政務官が来日中のカイリー・ジャマルディン・マレーシア青年スポーツ大臣と2日に会談を実施した事を発表した。

カイリー・ジャマルディン青年スポーツ大臣(H.E. Dr. Khairy Jamaluddin bin Abu Bakar)は、JICA(国際協力機構)からの招へい応じる形で来日しており、馳文部科学大臣や鈴木スポーツ長官等との会談と慶応義塾大学で講演等を行っていた。

今回の会談で黄川田政務官からは、現在の二国間関係を、昨年の5月に実施された日・マレーシア首脳会談で合意した戦略的パートナーシップの関係を更に発展させていきたい旨が伝えられた。カイリー大臣からは、1981年にマハティール前首相が提唱した東方政策(ルックイーストポリシー)を基盤として発展してきた両国関係は、現在の時代に対応したものに一層発展させる必要性があるとの認識が述べられた。他の議題として、海洋安全保障、マレーシア・シンガポール間の高速鉄道計画等についての意見交換を行った。また、両者は2020年に東京で開催されるオリンピック・パラリンピックに向けて、人的・スポーツ交流の分野で具体的な協力を進めていくことで一致した。