マレーシア副首相が訪日、新幹線受注のプロモーション活動も
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マレーシア外務省は、アフマド・ザヒド・ハミディ副首相が5月29日から6月2日の日程で日本に訪問している事を発表した。この滞在中には、マレーシア・シンガポール高速鉄道計画において、日本の新幹線を受注して貰うためのプロモーション活動も実施される。
アフマド副首相は、副首相に就任してから初めての訪日となる。アフマド副首相が率いる一団は期間中に、新幹線で宮城県仙台市に訪問し、県庁に表敬訪問を行う。岸田文雄外相・麻生太郎副総理・菅義偉官房長官などとの日本政府高官との会談を行い、経済・貿易・観光・教育・防災などの幅広い分野における協力方法について協議する。6月1日に開催される日本マレーシア経済協議会に参加し、基調講演を行う予定。また、日本電気(NEC)、三井物産、トヨタ自動車などの産業界との会談も実施する予定。
日本政府は、副首相の訪日中に日本の新幹線の技術力を理解して貰うためのプロモーション活動を実施する。これは、マレーシア・シンガポール高速鉄道計画で、日本の新幹線が受注する事を狙った活動である。この高速鉄道の受注に向けては、中国・韓国・ドイツ・フランス政府なども積極的に売り込みを実施しており、競争が激化している。