トヨタがマレーシアで新工場建設
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トヨタ自動車株式会社は、マレーシアで新工場を建設することを発表した。
トヨタ自動車では、リーマンショックなどの影響により新工場建設には慎重な姿勢を貫き、生産量増強は既存工場の改良などによる生産性向上で対応していた。しかし、2015年には新工場を積極的に建設していく方針に切り替えており、昨年にはメキシコ新工場・中国新ライン、インドネシア・ブラジルの新エンジン工場の新設を決定していた。マレーシアにおいても、堅実な経済成長が続くと判断したことにより、セランゴール州クラン市に新工場を建設する事を決定した。
この新工場建設は、マレーシア現地企業のUMWホールディングスなどと共同出資を行ったUMWトヨタモーターが、車両生産子会社ASSBを通じて実施する。この新工場への投資額は約490億円となる。メキシコ新工場・中国新ラインと同様の生産技術を導入し、2019年初より年産5万台の生産能力で稼働を開始する予定である。
トヨタは、今後も最新鋭の生産技術の導入を行い、UMWトヨタモーターを通じて高品質の車をマレーシアの顧客へ届けていく方針である事を表明している。