海自第51掃海隊がマレーシアのポート・クランに寄港、中国は反発か
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在マレーシア日本大使館は、海上自衛隊第51掃海隊の掃海母艦「うらが」と掃海艇「たかしま」が、マレーシアのポート・クランに寄港したことを発表した。
海上自衛隊は、アメリカで開催される第4回国際掃海訓練に参加するため、第51掃海隊の総勢約180名からなる掃海母艦「うらが」と掃海艇「たかしま」をバーレーン周辺海域に派遣することを発表していた。この訓練は、アラビア半島周辺海域において実施される多国間掃海訓練に参加し、掃海及び潜水に関する技量の向上を図るとともに、参加国との相互理解の増進及び信頼関係の強化を図ることを目的しており、4月4日から4月26日の日程で開催される予定である。第51掃海隊では、このバーレーン海域に向かう途中に、マレーシアのポート・クランに寄港することとなった。
第51掃海隊がポート・クランに寄港した際には入港歓迎行事が開催され、クアラルンプール日本人学校や在留邦人などの関係者の総勢367名が参加した。今回の寄港は、マレーシアの一部現地メディアでも報じられた。
中国政府は、南シナ海の領有権問題をフィリピン政府やベトナム政府などの一部のASEAN加盟国と争っていることもあり、日本の軍艦や潜水艦などがアセアン関係国へ寄港することなどを激しく批判してきている。今回の寄港も平和的な目的による寄港であるが、中国政府からの反発が起きそうである。