ヤマトがマレーシア宅配2位と業務・資本提携
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ヤマトホールディングス株式会社は、東南アジア全域の小口輸送ネットワーク構築に向けた戦略的投資を行うため、マレーシア宅配大手で業界2位のGD Express Carrier Bhd.と業務・資本提携することを発表した。
ヤマトグループでは、2010年よりアジア地域において小口輸送ネットワークとロジスティクス、フォワーディングを一体化した高品質・高付加価値な物流サービスの提供を実施してきた。TPPの大筋合意やAECの発足により、アセアン地域を含む東南アジアでは、域内物流のニーズが飛躍的に拡大する可能性が高まっている。そのため、ヤマトグループでは、アジア地域における物流サービスで確固たる地位を早期に確立するため、マレーシア宅配大手で業界2位の会社と業務・資本提携を実施することとなった。
今回、提携するマレーシアの宅配市場で売上シェア2位のGD Express Carrier Bhd.は、マレーシア証券取引所に上場し、マレーシア全土のデリバリーネットワークを保有している。両社は提携により、双方のカバーエリアを補完し、切れ目のないサービスを提供する。また、マレーシア国内の幹線輸送の共有化による両社の経営効率の向上を図り、シンガポール・マレーシア間のクロスボーダー物流における連携も図り、マレーシアを起点とする東南アジア各国への展開拡充に向けた補完的な協力を実施していく。