慶応大学は国際イスラム金融教育センターと提携

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国際イスラム金融教育センター(INCEIF)は、イスラム金融の国際化および人材育成などを目的として、日本の慶応義塾大学と戦略的提携を実施することを11月4日に発表した。この提携により慶応義塾大でイスラム金融を学ぶ事が可能となる。

近年ではイスラム金融市場が急激に成長し世界的に普及しつつあるため、INCEIFではイスラム教の戒律に基づいたイスラム金融に関する専門知識を身につける人材育成を実施していた。日本の三菱東京UFJ銀行などの金融機関も、イスラム金融に携わっていることもあり、日本におけるイスラム金融専門家の育成が重要な課題となっていた。また、今年の5月にマレーシアのナジブ首相が日本の安倍総理大臣と実施した日・マレーシア首脳会談においても、2国間の関係強化を行う際の施策の一つとしてイスラム金融に関する専門家育成が挙げられていたために、今回の提携が実施された。

具体的な提携は、慶応義塾大学の経済学部などの一部の学生を対象として、INCEIFへの留学を通じてイスラム金融に関する専門知識を習得する機会を設ける。詳細な提携方法は今後更に検討される予定である。