マレーシアは若者を成長させるため6Eのアプローチを実施

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マレーシアの人口は堅実に増加しており、近年の増加率は2%程度となっている。人口が増加し若者が占める割合が増えているため、近年では若者への新しい教育方針に関して議論されていた。マレーシアのナジブラザク首相は、マレーシアの青年協議会の年次総会の演説で、若者に力を与えるためには「6E」のアプローチが有効だと考えていることを語った。「6E」とは、以下の6つの言葉の頭文字などから命名しており、この6の分野を総合的に実施することで成長を促すプローチである。
・Engagement(婚約)
・Empowerment(エンパワーメント)
・Education(教育)
・Entrepreneurship(起業家精神)
・Social Enterprise(社会起業家)
・Experience(経験)

この発表によると、マレーシア政府が若者への教育方針を考える際には、近年の若者が置かれている状況と、以前の若者が置かれている状況とは大きく異なっていることを認識している。この認識と「6E」のアプローチを元に若者を成長させるための新しい方針を考えている。
具体的には、若者が様々な経験をつむためにも、議会や行政などにおける若者の就労の機会を増やしていくことを考えている。また、現在の青少年の定義は15歳から30歳としているが、これを15歳から40歳と変更することに関しては問題が無いと考えている。

マレーシア政府は、これらの方針の変更を受けて、青年スポーツ省や防衛省などが共同で新しいトレーニングに関するカリキュラムを策定する予定である。