マレーシアとオランダはMH17撃墜事件解明のため首脳会談を実施
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オランダのマルク・ルッテ首相はマレーシアのナジブ首相とマレーシアで11月5日にMH17撃墜事件の真相究明のため会談を行ったことをオランダ政府は発表した。会談後の記者会見では、MH17撃墜事件で多大な悲劇にまきこまれたオーストラリア、マレーシア、オランダの3カ国は更なる協力関係を築き、早急に真相究明を行うことを発表した。
MH17撃墜事件とは、7月17日にアムステルダム発クアラルンプール行きのボーイング777-200のマレーシア航空機MH17便が、ウクライナ東部の上空を飛行中に何者かに撃墜され、298人(うちオランダ人193人、マレーシア人44人)の乗客全てが死亡した事件である。MH17撃墜事件からは4カ月近く経つが、ウクライナ政府およびロシア政府からの十分な協力が得られないために、真相解明が遅れている状況である。
マルク首相はマレーシアとオーストラリアの首相と会談するために11月4日に自国から出発していた。今回の会談では、MH17撃墜事件の解明の件だけでなく、マレーシアが興味を持っているオランダの水管理技術などにも話し合われ、今後は両国の産業・貿易を活性化することにも合意している。