マレーシアの家きん肉輸入停止、鳥インフルエンザ発生

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日本の農林水産省は、マレーシアからの家きん肉等の一時輸入停止措置を8月7日付けで講じたことを発表した。

マレーシアの家きん農場で、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1亜型)の発生が確認されたため、マレーシア家畜衛生当局から国際獣疫事務局に通報が行われた。この通報が国際獣疫事務局に行われたことをうけて、日本政府も日本への高病原性鳥インフルエンザの侵入防止をさらに強化するために、マレーシアからの家きん肉等の輸入を8月7日付けで一時停止する事を決定した。なお、発生国などから家きん肉等の輸入を停止するのは、日本国内で飼養されている生きた家きんがウイルスに感染することを防止するためのものであり、食品衛生のためではない。また、過去3年間ではマレーシアからの生きた家きん及び家きんの卵の輸入実績はない。

近年のマレーシアからの家きん肉等の輸入実績は、2015年は323トン、2016年は377トン、2017年は45トン、となっている。なお、日本の総輸入量は、2015年は947,423トン、2016年は985,195トン、2017年は1,068,322トンである。そのため、マレーシアからの輸入量は全体の輸入量と比べた場合には極わずかであるため、今回のマレーシアからの輸入停止は日本にとっては大きな影響は無さそうである。