商工中金がキャスター製造会社のラオス進出を支援
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日本の政策金融機関であり中小企業向け融資を行う株式会社商工組合中央金庫(商工中金)は、アセアン市場におけるシェア拡大を目指してラオスで新工場を稼働させるシシクアドクライス株式会社を金融面から支援するため、民間金融機関との協調融資を実施する事を発表した。
シシクアドクライス株式会社は、工場内で原料や製品等の移動時に使用する産業用キャスターや各種運搬台車・バッテリー式電動台車などの製造・販売を行っている。このシシクアドクライスでは、海外販路拡大を目的としてラオスに現地法人を設立し、現地で新工場を建設する事を決定した。今までは日本国内から海外に輸出していた製品を海外で生産し、この海外生産品をタイやベトナムなどのASEAN市場に販売していく方針である。
商工中金は、このシシクアドクライスのラオス進出を高く評価した事により、「グローバルニッチトップ支援貸付制度」を適用したうえで、ラオスでの新工場稼働に必要な資金を金沢信用金庫と協調したうえで融資する事を決定した。商工中金は、今後も日本の中小企業の海外進出を支援していく方針である事を表明している。