東芝がラオスの水力発電所向け水車発電設備を受注
このページの所要時間: 約 0分51秒
株式会社東芝は、自社グループの東芝水電設備(杭州)有限公司がラオスの水力発電所向け水車発電設備を受注した事を発表した。
ラオスでは、メコン川などの大規模な河川を多く抱えているために水力発電所の建設を積極的に進めており、発電設備容量約327万kWのほとんどを水力発電が占めている。このラオスは「東南アジアのバッテリー」とも呼ばれており、近隣諸国のベトナムやタイなどにも電力の供給も行っている。
東芝は、このラオスのナムオウ川流域に建設されるナムオウ第4水力発電所向けの水車および水車発電機設備3セットを、中国の大手国営企業である中国電建集団海外投資有限公司から受注した。東芝が納入する設備は5枚羽根バルブ式の水車となり、この方式は東芝としては初の案件となるものである。東芝グループとしてラオスに水車を納入するのは今回で4件目となるものである。東芝が受注した設備は2018年3月から順次出荷する予定であり、運転開始時期は2020年頃となる予定である。