オバマ大統領が9月にラオス訪問、中国包囲を確立へ
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アメリカのホワイトハウス報道官は、オバマ大統領が9月2日から9日の日程で中国とラオスへ訪問し南シナ海問題などの各問題について議論する予定である事を発表した。
オバマ大統領は、ラオスに訪問する初めての米大統領となる。ラオスに訪問したオバマ大統領はラオス政府高官との会談のみならず、東アジア首脳会議(EAS)や米国・ASEAN首脳会議にも参加する。ラオスの政府高官との会談の際には、経済開発・人的交流などを促進し二カ国関係を強化していく事を呼び掛けていく。また以前からアメリカ政府がラオス政府に不発弾除去・医療設備提供・麻薬対策・軍事支援などを行う事を表明していたことから、これらの支援に関する詳細について話し合われる。また各国は国際法と仲裁裁判所の判決に基づいた行動を行っていくべきであるとの説明を行い、南シナ海問題で中国を支持するラオスの立場を改善させ、アメリカ政府の主張に賛同するように呼び掛けていく。そのためにもラオス政府へ十分な支援と、ラオス政府にとってメリットがある貿易協定を締結する用意もあるとしている。
オバマ大統領は昨年の10月に当時のラオスにおける実質的な最高責任者であったチュンマリー・サイニャソーン書記長とアメリカにおいて会談を実施していた。その際には、両国は過去の遺恨を乗り越え両国関係を発展させていく事で合意していた。