アメリカ・ラオス防衛対話が開催、親中のラオスを引きはがしへ

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アメリカ政府は、8月1日から3日の日程で第十一回アメリカ・ラオス防衛対話を開催した事を発表した。

このアメリカ・ラオス防衛対話には、アメリカ政府側からは米太平洋軍(USPACOM)とアメリカ大使館などから防衛関係者が参加し、ラオス政府側からは国防省などから政府高官が参加した。

開催された会議でアメリカ政府からは、近年の二国間における軍事協力は急速に拡大しており、これは軍事的な面だけでなく他の側面においても良い影響が発生している事が述べられた。人道的支援の側面から不発弾除去の支援や災害対策の支援が進んでいるだけでなく、英語の語学研修・医療連携・軍事教育支援・市民交流などの幅広い分野に交流が発展している事も述べられた。両国は現在の軍事協力を更に発展させる事に同意し、今後も定期的な防衛対話を設ける事で合意した。

アメリカ政府では、中国政府が南シナ海でフィリピン政府とベトナム政府の同意を得ずに強硬的な開発を進めている事に対して、中国の近隣諸国を支援する形で対抗している。ASEAN加盟国においてはラオスとカンボジアが親中であるため、アメリカ政府では両国への軍事支援・経済支援を行い、中国包囲網を完成させる方針である。