世界銀行からの支援を元に急ピッチで各種インフラを整備していくラオス
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ラオスはアセアンの他国と比べると、豊富な川資源がある事による水力発電により電力不足には陥る事は無かったが、その他の交通・医療インフラなどが未整備な状況であった。しかしながら近年では、世界銀行からの支援を受けインフラ整備を急ピッチで行っている。世界銀行の直近の発表によると、ラオスは6月3日には水力発電と鉱山開発のために$590万ドルの支援を受け、6月11日には防災対策のために$90万ドルの支援を受ける事を決定している。
水力発電と鉱山開発支援としては、技術的なサポートとトレーニングを通して、現場で働く個人および経営側の両者の基本的な能力の向上を図る事を目的としている。防災対策としては、まず気象サービスに関する法的枠組みを整備、災害発生後の復旧計画も整備し、最終的には総合的な災害リスク管理の体制を整える事を目的としている。
以前のニュース(ラオスは原子力技術の活用に向けて舵をきる)でも報じたが、ラオスは原子力技術の導入に舵をきっていることもあり、積極的に他国などからの支援を受け入れている。現状のインフラはアセアンの他国に後れを取っているが、世界銀行などからの支援を元に他国に劣らないインフラが構築される日もそう遠くなさそうだ。