東芝がラオスに納入した水車・発電機が営業運転開始
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株式会社東芝は、東芝グループがラオスのジャー平原の東南部にあるナムニエップ2水力発電所向けに納入した水車3台・発電機3台が9月27日から営業運転を開始したことを発表した。
営業運転を開始した水車・発電機は、東芝グループ会社の東芝水電設備(杭州)有限公司が、中国長江三峡集団公司傘下中国水利電力対外公司より受注したものである。水車・発電機は、今回の案件向けに高落差、高速回転の水車・発電機を設計から製造まで一貫して東芝水電で行い、信頼性および性能に関して顧客より高い評価を受けていた。今回納入した水車では、高落差に対応した長い羽根(長翼)と短い羽根(短翼)とが交互に配置されているのが特徴のスプリッタランナを採用し、最新の流体解析や模型検証試験により効率の向上や振動の低減を実現している。
東芝グループは、今後も水力発電をはじめ、地熱発電、風力発電、太陽光発電など多様な再生可能エネルギーの安定供給に向けた取り組みを世界各国で展開していく方針であることを表明している。
【納入の概要】
発電所名:ナムニエップ2水力発電所
事業者:中国長江三峡集団公司傘下中国水利電力対外公司
所在地:ラオス ジャー平原の東南部
納入設備:水車 3×60MW、発電機 3×68.8MVA