日本の中根外務大臣政務官はラオスの外務副大臣と会談

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日本の中根一幸外務大臣政務官は、バンドン会議60周年閣僚会議出席のためインドネシア・ジャカルタを訪問中しており、この際にラオスのサルムサイ・コンマシット外務副大臣と会談を行ったことを外務省は発表した。

この会談では、終始和やかな雰囲気で行われ、両国関係、人的交流、地域・国際協力に関する幅広いテーマが話し合われた。
会談の冒頭では、中根政務官からサルムサイ副大臣に、日本の仙台で3月に開催された第3回国連防災世界会議にサルムサイ副大臣が出席したことに謝意を伝えるとともに、日本とラオスの「戦略的パートナーシップ」のもとで、幅広い分野で更なる関係強化を行いたい旨を伝えた。
サルムサイ副大臣からは、外交関係樹立60年となる今年は両国関係に取り重要であるため、この関係を更に強化していきたい旨の回答がされた。

人的交流に関しても話し合われ、中根政務官からは、4月1日からラオスの公用旅券所持者に対する査証免除の運用を開始したことに伴い人的交流が深まることが期待される旨が伝えられた。また、ラオスへの人材育成の支援は今後も継続して実施していく旨が伝えられた。
サルムサイ副大臣からは、日本政府による公用旅券所持者に対する査証免除開始について歓迎の意を伝えられた。人材育成はラオスにおいても非常に重要な分野であると認識しており、日本政府からの人材育成などの支援に謝意が表明さた。また、日本が従来ラオスへODAを提供していることに改めて謝意を伝えるとともに、日本の支援の特色は条件を課さず誠実さが伝わる支援であり、援助の質も高いとして最大限の謝意が改めて表明された。
これらの謝意を受けて、中根政務官からは、日本の奨学金で学んだラオスの方が将来ラオスの指導者として活躍されることを期待する旨が述べられた。

両者は安保理改革についても意見交換を実施し、サルムサイ副大臣からは、現在の国際情勢を踏まえ国連及び安保理へと変革していくことが重要との認識を示しつつ、安保理改革を含め国連改革等これからも支持する旨の発言がされた。