ラオスは米の輸出を増加させる
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ラオス政府は米作の農地を現在の60万ヘクタールから80万ヘクタールに拡張する方針を先週の会議にて決定した。今回の農地を拡張した理由は、国内消費分の米を確実に確保しつつ、余剰分を輸出へ回すためである。
農地を増やす県は、サバナケット、サラワン、チャンパサック、ビエンチャン、ビエンチャン、ボケオ、カムムアン、ルアンナムター、サイニャブーリー、ボーリカムサイの10県となる。農地を増やすだけではなく農家の生産性の低さを向上させるため、高度な農業機械や有機肥料などを利用し生産性を高めたモデル農家を作成し、他の農家に普及させ国全体の農業の生産性を高める方策を実施する事が会議で決定している。
ラオスでは農業が国の主産業であり、農地の面積は国の面積の約2割の450万ヘクタール程度とされている。しかしながら、実際に農業が行われているのは半分以下の200万ヘクタール程度とされており、遊農地(休農地、休耕地など)の多さも問題であり、この遊農地の解決策はまだ見出されていないのが現状である。