アメリカはラオスのアヘン撲滅運動を支援

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ラオスの農家は貧困から脱出するために高値で売買が可能なケシ(麻薬のアヘンの原料)を違法に栽培している。ラオス政府もこの麻薬の違法栽培の摘発を行っているが、農家は摘発された後も貧困から脱出するために再度の違法栽培を行う悪循環が発生していたが、この悪循環を断ち切るために、アメリカ政府が2年間で100万ドル提供を行い、代替生計を見つけることを支援するプロジェクトを実施することを9月25日に駐ラオスの米国大使館が発表した。

このプロジェクトはアメリカ政府から資金が提供され、国連薬物犯罪事務所(UNODC)を通じて支援が実施される。今までにアメリカ政府はラオスの同様のプロジェクトに4,500万ドルを提供している。今回のプロジェクトでは、2年間で100万ドルの提供を行うが、3年目には追加で50万ドルを提供する予定である。対象地域はフアパン県(Huaphan)内の2地区が対象となっている。

アメリカ政府は1989年からラオスにおける麻薬根絶のための協力を行っており、この協力により1989年のケシの推定生産量は27,000ヘクタールであったのが、2007年には1,500ヘクタールにまで減少している。