双日と丸紅がインドネシアでガス焚き火力発電所を建設・運営

このページの所要時間: 11

日本の総合商社である丸紅株式会社と双日株式会社は、両社が共同出資している事業会社 「PT Jawa Satu Power」が、インドネシア国有電力会社とインドネシア・ジャワ島に新規ガス焚き火力発電所と洋上 LNG 貯蔵・再ガス化設備の建設と運営を行う契約を締結した事を発表した。

インドネシアでは、急激な経済成長が続いているために電力需要も急増しており、2019 年までに約35,000MW 相当の発電設備容量を増強する計画を立てていた。そのため双日と丸紅と現地のエネルギー企業である「PT Pertamina」の3社が共同出資した「PT Jawa Satu Power」は、インドネシア国有電力会社から1,760MW となる新規ガス焚き火力発電所の建設などを受注する事となった。

今後は、3社は共同で融資組成・インフラ設備建設を実施していく。発電所が建設されるのは、ジャカルタの東方約100kmとなるインドネシア西ジャワ州チラマヤとなる。総事業費は約18億ドルとなる。発電所の運営は2021年頃の開始を目指している。運営開始後は、25 年間にわたってインドネシア国有電力会社に対し売電を実施していく。