日本はインドネシアと財務政策対話を開催、インフラ開発で協力強化
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日本政府が出資しており国際金融に特化している株式会社国際協力銀行(JBIC)は、インドネシアの首都ジャカルタにおいてインドネシア政府と財務政策対話第6回年次会合を開催した事を1月12日に発表した。
JBICは、日本とインドネシア間における金融面からの関係強化を図るため、JBICが支援を実施しているインフラ案件などに関連する問題やマクロ面からの経済政策などに関するハイレベルな包括的な会議として「財務政策対話」を2010年に開催していた。また、この枠組みにとらわれずに、インフラ・マクロ経済・石油・ガスセクターをテーマとした作業部会での個別協議も実施している。初めてとなる財務政策対話を2010年に開催した後も、政策対話を定期的に開催しており、昨年の10月に財務政策対話第6回年次会合を開催した。
今回実施した年次会合においては、インドネシア側からは、中期開発計画・マクロ経済政策・運輸・電力分野などのインフラ案件の進捗状況や取り組み計画関しての説明が実施された。また、この対話の枠組みを活用してインドネシア国内のインフラ開発を進めていく旨の表明が行われた。
JBIC側からは、今までにJBICが実施しているインドネシアの電力セクター・インフラ整備・石油ガスセクターへの支援を紹介した。また、今後もインフラ案件の進捗を加速させるための協議を実施し、JBICが持つインフラ分野における案件組成のノウハウ共有等の協力関係を通じてインドネシア経済の発展のために更なる協力を進めていく旨が表明された。