インドネシアでアジア地域の労働問題を話し合う会議が開催

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日本の厚生労働省は、インドネシアのバリで開催された第16回ILOアジア太平洋地域会議に古屋厚生労働副大臣が日本政府代表として出席した事を発表した。

「ILOアジア太平洋地域会議」とは、世界の労働者の労働条件と生活水準の改善を目的とする国際連合の専門機関「国際労働機関(ILO)」に加盟しているアジア太平洋とアラブ地域の代表が4年に1度集まる会議である。この会議では、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)達成のため、この地域における雇用問題や労働問題等に関して幅広く議論している。

第16回目となる今回の会議には、37か国・地域から350人以上が出席した。開催国であるインドネシアのカラ副大統領は演説を行い、各国政府からは「ディーセント・ワークのある包摂的な未来の構築」をテーマにした演説が行われた。日本政府からは古屋厚生労働副大臣が演説を行い、働き方改革や高齢者・女性の活躍・働き方の未来等の近年の取組に関する発言を行い、今後も地域支援や技能実習制度を通じて地域に貢献していく方針である事が述べられた。