日本はインドネシアの職業訓練施設の整備を支援
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日本政府は、インドネシアの職業訓練施設の整備を支援していたが、この整備が完了した事に伴い引渡式典を開催した事を発表した。
インドネシアのジョグジャカルタ特別州スレマン県にある職業訓練施設では、1973年に設立されてから5000人もの修了者を輩出していた。しかしながら近年では、十分な訓練スペースが確保出来ず、職業訓練に必要な機材も不足しているために、十分な訓練が実施出来ていない状況であった。そのため日本政府は、平成27年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ジョグジャカルタ特別州スレマン県における職業訓練施設整備計画」として977,500,000ルピア(約853万円)を供与する形での支援を実施する事を決定していた。
今回の支援では、職業訓練施設における十分な訓練環境を整えるため、実習室・教室等を備えた2階建て施設1棟を増設し、高速ミシンやバティック染色道具等の訓練用機材を併せて整備した。また、トレーナーに対しては訓練の質を向上させるための研修を実施した。この支援により、更に多くの受講者が効果的で適切な職業訓練を受けることが可能となった。