インドネシアへの漁業用機械の輸出を商工中金が支援

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各種漁業用機械などを製造・販売している株式会社泉井鐵工所は、インドネシアへの漁業用機械の輸出を検討しているが、この輸出をサポートするために商工中金は必要な資金を融資することを発表した。

株式会社泉井鐵工所は、高知県室戸市に本社を構え、創業以来からマグロはえなわ漁業用機械をはじめとした各種漁業用機械等を製造・販売している企業である。泉井鐵工所では高知工科大学と連携して、水揚げした魚介類を凍結させず急速かつ均一に冷却させ鮮度を維持出来る「スラリーアイス」を開発していた。このアイスは、通常の砕氷に比べ魚体表面の傷や変形が少ないことから、魚介類の商品価値を高めることが可能となっている。

泉井鐵工所では、インドネシア現地の商社に向けて「スラリーアイス」を製造する事が出来る装置の販売を目指し、「地産外商」という方針の元で高知県産業振興センターの支援を受けていた。商工中金では、この取り組みを高く評価したことから「高知県産業振興計画応援ローン」を活用して必要資金を融資することを決定した。